波を生む、蒸気の中で現れた貴方が致命的な光を湛えても
私達は夢中なんだよ
0.1海里飛んで、0.1の乖離に倦んで
エックスジャイロをその美しい犬歯で咥えて駆けて来たのは日本三大怨霊の一つ、平将門だった
その側頭部は浅春を迎えた白木蓮の蕾のように腫れたくっている
5人は気づかずにパイの実を投げ合っていた
パイの実の厚い皮が口の裏側に貼り付いていつまでも解放してくれないんだ
どうしたって私はすぐに飽きる
緑だって飽きる
ジェロはパイの実もLOTTEの輝かしい航跡も理解していないし
米津玄師が突然ピューロランドの話を始めたら
森山直太朗がけろけろけろっぴの素揚げの話に展開してしまうんだ
波は逃げる、エックスジャイロがどんなに速くても追いつかない
網膜は桃の皮よりも容易にズルズル乖離する、海里にすれば秒速16万
他の事なんかどうだって、些事に割くさくら(独唱)のファルセットにまさぐられた大脳皮質は定休日です
私達は夢中なんだよ
ルビジウム、狂気の中で翳された刀が致命的な光を湛えても